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今田竜二が今季好調なワケは?ショットの正確性か?

今田竜二が好調!そのワケは?
復調したパッティングにあった!

文:武藤一彦


 米男子ツアーの今田竜二がいいゴルフをしている。石川遼の開幕戦
として注目された「ノーザン・トラストオープン」はリビエラCCで
開催されたが、最終ラウンドで今田はボギーなしの3バーディの68、
通算7アンダーで15位に入った。これで前週の9位に次いで2週連続
のトップ15以内。ツアー2勝目に向け快調な滑り出しで期待が高まった。

 難コースでボギーなしの3バーディ。1番ホールをバーディの
好スタートを切り12番、17番もバーディとし、3日目の29位
から一気に15位へ上がった。4日間、1イーグル、13バーディ、
1ダブルボギー、6ボギー。初日はダブルボギーを叩くなど102位
と出遅れたが、第2ラウンド68、決勝ラウンドへ進出すると
第3ラウンドも68、そして最終日も68と堅実なゴルフで
上位を占めた。

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難コースのリビエラCCで15位に入った今田。
いいゴルフが出来る最大要因はパットの好調だった!

 「パットの手ごたえがいい」と復調をアピール、ようやく今田らしく
なってきた。4日間のパット数平均26.1、一番多かったのが第3日の
27、あとの3日はいずれも26パット。部門別ランクの平均パット数は
2位タイ。「勝負所のバーディパットもようやく決まってきた」と表情にも
明るさが出てきた。

 スタッツ(記録)をみるとドライバーの飛距離も267.3ヤードの
45位、パーオン率が56.9パーセントの50位とショットはもうひとつ。
中でも、フェアウェイキープ率は初日33パーセントと3回で1回はラフに
つかまっていた。

 幸い乱調は2日目以降、立て直し、フェアウェイに行きだした2日目以降
はグリーンオン率も上がった。4日間トータル56.9パーセントはまだ改善
の余地は残しているものの、トータルランクでは50位と盛り返した。

 何より明るいのはグリーオンした後のバーディ率で1.683のランク9位
だったことだ。5メートル前後のバーディチャンスをことごとくものにし、
2メートル以内は確実にバーディにつなげた。たのもしい"数値"。勝負強さ
復活の証明だろう。

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トーリーパインでの大会も好調なパットが今田本来のゴルフ
アグレッシブで勝負強いプレーを復活させたといっていい 

 同じカリフォルニア州、日本にも馴染みの深いサンディエゴ市郊外の
トーリーパインで行われた前週の「ファーマーズ・インシュアランスオープン」
(かつてのサンディエゴオープン)は3日目を終え首位タイ、08年
「AT&Tクラシック」以来の優勝に王手をかけながら最終日34パット、
2バーディを奪ったものの、5ボギーの75で9位へと大きく順位を下げた。

 しかし、それでもトップ10入りし今回は追い上げから15位。
「パットが良くなればショットも良くなる」という小技の名手の復活は
楽しみだ。

 一方、好スタートを切った石川遼が終始、トップ10位以内で上位を
うかがったが、最後は力尽き32位。詰めの甘さを指摘する声もあるが、
世界で最も競争力の高い米ツアーで見せた存在感はさすがだった。

 33歳の今田の好調はそうした中、重厚な味わいとベテランのしたたかさ
で光った。今週のペブルビーチでの「AT&Tペブルビーチ・ナショナル・
プロアマ」もこの調子を持続して欲しいものだ。

写真はGDOより

◇武藤 一彦(むとう かずひこ) ゴルフジャーナリスト 評論家。
報知新聞社運動部、編集委員、専属評論家を経て現職。トーナメントの
テレビ解説、コラムなど幅広く活躍。日本プロゴルフ協会(JPGA)
理事、日本ゴルフトーナメント振興協会メディア委員会委員、
世界ゴルフ殿堂選考委員。1939年11月、東京生まれ。

 

Date:2010.02.11 Category:リポート