西海岸のロサンゼルスから車で東に約2時間半に位置するデザート(砂漠・荒野地帯)地域のパームスプリングスにあり、設計コンセプトはトーナメントプレーヤーが技量の限りを尽くし、観客に見せ場を披露することができるコースとして造成された。
文・写真:大山 郁夫

「加藤俊輔氏が設計したコース」と書いただけで、コース通にはコースの
良し悪しはもうお分かりだろう。
これまで国内70コース以上のゴルフ場の設計をしており、太平洋クラブ系列
だけでも太平洋クラブ御殿場コース(静岡県)、相模コース(神奈川県)、
益子コース(栃木県)、軽井沢コース(長野県)、高崎コース(群馬県)など、
どのコースも戦略性に富んだチャンピオンシップコースとして知られている。


今回紹介する太平洋クラブ市原コースは1984年のオープン。
当時から関東地区では珍しくフェアウエイにもベント系の芝をオーバーシード
したコースとして評判だった。
日本では北海道など寒冷地を除いた地域はグリーン(コースによりティグラウンド
もあるが)以外はコーライ芝を採用しているため、冬場は芝が枯れて黄色く
なってしまう。
しかしこの市原コースはラフ以外ベント系の芝を採用しているため、冬場でも
緑鮮やかなコース設定で、その上、房総地方という温暖な立地条件が冬でも
寒さを感じずゴルフが出来るのが有難い。



なだらかな丘陵地にダイナミックに展開する18ホールは大小12の池、
フェアウエイの微妙な起伏、グリーンをガードするサンドバンカーや
グラスバンカーなどが巧みに配され、各ホールが飛距離だけでなく的確な
ポイント戦略が要求される。
それはまさしく「自然から得たものは自然に返す(自然回帰)」という
加藤氏の設計コンセプトが随所に活かされた証であり、だからこそ
「自然との対峙であるゴルフ」の醍醐味が十分に満喫出来るのかも知れない。

かつて日本ゴルフ界不世出のジャンボこと尾崎将司プロに「14本すべてのクラブを
駆使するコース」と言わしめた、視覚的に美しさと攻めの面白さが体感できる
太平洋クラブ市原コース。
一度プレーすればその面白さが実感出来るはずである。

千葉県市原市奥野151
予約専用 0436-88-4891
http://www.taiheiyoclub.co.jp/ (太平洋クラブホームページ)
開 場 1984年10月9日
設 計 加藤 俊輔
規 模 18ホール・6,842ヤード・パー72
練習場 200ヤード・10打席
プレー 乗用カート(自走式5人乗り)キャディ付き又はセルフプレー
交 通 【自動車】千葉方面:館山道・市原ICから18キロ。
横浜方面:アクアライン~圏央道・木更津東ICから18キロ
電 車 JR内房線五井駅下車(東京から特急約40分)タクシー30分
JR外房線茂原駅下車(東京から特急約50分)タクシー25分
Date:2011.01.01 Category:プレイ