世界のトップが初心にかえったマスターズ
2011年の初メジャー「マスターズトーナメント」は南アフリカの26歳、チャールス・シュワーツェルが大逆転で制した。サンデーバックナインに十数人がなだれ込む史上稀にみる優勝争いは、21歳のリロイ・マケロイを中心に展開、目まぐるしく首位が入れ替わったが、最終的にシュワーツェルが4連続バーディで抜け出した。

ゴルフの祭典“マスターズ”
Photo by Gary Kobayashi
Text by Ikuo Oyama
オーガスタナショナルGCを実際ラウンドした経験をもとに
お伝えします。
今回はNO15ホールから最終のNO18ホールまでですが、
下記のコース全体写真を参照の上、ご覧下さい。

Hole by Hole
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ほぼ真っ直ぐなホール。フェアウエイも広く思い切ったティショットが出来る。
中央から左サイドにドローで攻めたい。2オンも可能だがグリーン手前の池が
効いている。その池に向かって傾斜がきつく、奥からのアプローチは至難の業と
なる。


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池が絡む美しいホール。しかしグリーンの傾斜がきつく、特に最終日は左下に
カップがあるため、グリーン中央を狙い、一度上ったボールが逆Uの字を描き
ピンに寄せるルートがベスト。グリーン奥からのアプローチはほとんどパーキープ
できないほど難易度が高い。


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軽く左に曲がるホールだが、左サイドの木に神経を使う。やや砲台気味のグリーンは
手前が2つのバンカーにガードされ、そのバンカーの向こう側にピンがある場合は
手堅く中央狙いがベスト。ティショット次第ではバーディも狙えるホールだ。


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オーガスタのホームホールにして唯一の右ドッグレッグのホール。狭い回廊を
抜けて右サイドの木の上からフェードで攻めるのがベスト。高低差が24ヤードも
あるため、第2打地点からグリーン全面を見ることはできない。勘と経験と判断力が
大いに試されるホール。


今年のマスターズはいよいよ日本時間の8日から開幕する。
現在の男子プロゴルフツアーは一言でいえば群雄割拠の時代。
相変わらずタイガーは不調だし、強いて言えば先週トーナメントで
逆転優勝したフィル・ミケルソンが最有力に挙げられるが、
これとて大本命ではない。
このところ世界の勢力図も大きく変わった。絶対的に優勢だったアメリカ勢の
勢いが影を潜めた代わりに台頭してきたのがヨーロピアンツアー勢。
もしかしたら栄光のグリーンコートに腕を通すのはこのヨーロッパ勢かも
しれない。
一方気になる日本勢だが、会場となるオーガスタからの直前情報では、
藤田寛之の好調さが伝わってきている。
しかし2年連続で予選落ちを喫している石川遼は、使用している
ドライバーの影響かショットに相変わらず安定性を欠いているという。
また、池田勇太はマイペース調整を続け、そのピークをマスターズに持ってきた
というが、自分のゴルフをさせてくれないのがメジャーであり、マスターズだけに
その点が気にかかる。
今年のマスターズにはアマチュアの松山秀樹を含め8年ぶりとなる過去最高の
4人の日本人が出場する。
東日本大震災の影響で日本中が沈んでいる現在、4人全員が予選通過
という朗報を是非オーガスタから届けて元気つけてもらいたいものだ。
(End)