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ペンシルベニア州にある全米オープン開催コースの中でも屈指の超難関コース。

文:大山 郁夫
写真:ゲーリー小林

2007年大会まで過去8回も開催されている。
この地で初めて開催された1927年の全米オープンではトミー・アーマーが優勝し、
1962年の大会ではジャック・ニクラスがアーノルド・パーマーをプレーオフで制し、
プロ初優勝を飾った。

94年大会ではアーニー・エルス(南アフリカ)がコリン・モンゴメリー(英国)、
ローレン・ロバーツとの20ホールに渡るプレーオフを制して優勝した。

そのエルスは、72ホール目でティショットをひっかけ、第2打が木に邪魔されて出す
だけになった。そしてボギーを喫し、翌日のプレーオフへもつれ込んでしまった。
それが原因でコース内の5000本以上の木々が伐採され、林間コースの趣きだった
オークモントが広々としたコースに生まれ変わった。

しかし、全体的に広々としていても、フェアウエイは幅が25Yぐらいしかなく、
ラフは足が完全に隠れるぐらい深く、178個というバンカーがさらに戦略性を高めている。

中でも3番ホールと4番ホールの間にある長さ100ヤードにも及ぶ
チャーチ・ピュー(教会の椅子)と呼ばれる長いバンカーが特に有名。
グリーンもスティンプメーター13から13.5という高速設定。

Oak3_640.jpg

チャーチ・ビュー(教会の椅子)の異名をとるロングバンカーが戦略性を高める。

過去7回大会の優勝者は1927年、T・アーマー、35年、S・バークス、53年、B・ホーガン、
62年、J・二クラス、73年、J・ミラー、84年、L・ネルソン、94年、E・エルス、2007年、A・カブレラ。

2007年優勝のカブレラはアルゼンチンのプロで、4大メジャータイトルを初めて
南アメリカ大陸にもたらした。なお2009年マスターズでもプレーオフで優勝。

Oakmont_640.jpg

◇小林 滋(こばやし しげる)ゲーリー・小林の名で
知られる日本を代表するプロゴルフトーナメントカメラマン。日本国内は
もとより世界4大メジャーなど多くのプロゴルフトーナメントを取材。
国内外のプロとも親交が厚く、中でもタイガー・ウッズに最も信頼されて
いるカメラマン。これまでの収録枚数は20万点以上。

Date:2009.06.01 Category:アート