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解説:杉本英世
構成:初見 進
写真:ゲーリー小林

Premium Golf Learning

60歳の年齢でも簡単に飛ばせる秘訣

ブラストを実現させる手首の柔らかさ

 絶対にヘッドから振り下ろさない

ワトソンのバンカーショットでのアドレスは、サンドウェッジのフェースは
大きく開くものの、アップライトなスウィングをイメージしているだけあって、
それほどオープンスタンスの度合いは大きくない。
他のショット同様、膝に柔軟性を持たせて構え、グリップ力もかなり緩い。

その点をまず、アマチュアの方には採り入れていただきたい。膝と手首を
柔らかくしておくことで、アップライトにサンドウェッジを上げることができ、
ダウンスウィングでいわゆるタメを作って鋭角的に振り下ろすことが可能に
なる。膝を突っ張って、肩に力が入っていたら、アップライトにクラブを
上げることはできない。

サンドウェッジのフェースを大きく開くのは、大きく開けば開くほどボールが
飛ばなくなり、その分、大きなスウィングができるからである。
バンカーショットは何度も言うように、砂の爆発力を活かすことが成功に
つながるのだから、大きなスウィングほど強く砂を爆発することができる。
また、フェースを開くほどソール部分のバウンスを活かせてボールを高く
打ち出せる。

ワトソンのバンカーショットのダウンスウィングでのタメは強烈だ。
ショートアイアンのコントロールショットよりクラブをタメてタメて、
鋭角的に振り下ろしている。
皆さんもバンカーショットでは鋭角的にサンドウェッジをボールの手前に
落としてバウンスを活かすことが成功の秘訣であることは知っていると思うが、
「ブラスト」という語感とイメージを持って臨んでもらいたい。

 トム・ワトソン(Tom Watson)
 1949年9月4日生まれ。60歳。スタンフォード大学卒業後、1971年
 プロ転向。75年、77年、80年、82年、83年『全英オープン選手権』
 優勝。77年、81年『マスターズ』優勝。82年『全米オープン選手権』
 優勝。メジャー通算8勝を挙げ、ジャック・二クラスの後継者として
 「新帝王」と称された。PGAツアー39勝。チャンピオンズツアー
 13勝。インターナショナル、その他14勝。

杉本英世
1938年2月16日生まれ。72歳。静岡県伊東市出身。川奈ホテルゴルフコースで
ゴルフを教わり、59年プロ入り。64年の『日本オープン選手権』でプロ初優勝。
以来、65年『グランドモナーク』、66年『関東プロ選手権』、69年『日本
オープン選手権』『日本シリーズ』など15勝。67年に日本人プロとして初めて
USPGAツアーのライセンス取得。
河野高明、安田春雄とともに和製ビッグ3と呼ばれた。日本プロゴルフ界の重鎮。

Date:2010.11.22 Category:レッスン